ロイ飯田の怠惰な考察

そのへんの野良おじさんの日記。音楽、自転車、町並み散策&路上観察、トマソン、歯医者看板、AMラジオ、お笑い&コメディ、ビア(特にエール、IPA)などを語ります。

みんなの山田うどん

前作「愛の山田うどん」の続編、「みんなの山田うどん」。前作と違って殆ど字。「山田元年」「全店制覇」「シークレット山田」「山田遺産」など気になるキーワードが並ぶ。ラジオドラマにもなった、角田光代作の山田小説も収録。 山田うどん、久々に行ってみ…

21世紀ラジオ読本

現代のラジオ番組について深く掘り下げている本。社会派番組、音楽番組、アイドル番組、芸人番組、地方の名物番組など、バランス良く取り上げていて好感が持てる。 これも電子書籍で出して欲しい。読み終わるとかさばるんだよな。

お笑いラジオの時間2

芸人が関わっているラジオ番組を特集した本の続編。パーソナリティだけでなく、ハガキ職人からスタッフになった人や、レギュラーをもっていないがよくゲストに呼ばれる人のインタビューも。 電子書籍で出して欲しかった。こういう本って何回も読まないけど捨…

日本建築集中講義

建築家で路上観察者の藤森照信さんが画家の山口晃さんと日本のユニークな建築物を見に行く本。ただ建物の素晴らしさを絶賛することなく、途中で足したり改築したりする部分に踏み込んだりしているところが良い。大山崎(京都府)に行ってみたくなった。

すべてのJ-Popはパクリである

批評眼と分析力の鋭い、マキタスポーツの新刊。J-Popに関する分析はラジオ日本でやっている自身の音楽番組「マキタスポーツ・ラジオはたらくおじさん」(はたおじ)で話しているようなことをまとめてある。例えも秀逸。 J-Popにありがちな、カノン進行を学ラン…

絶景鉄道地図の旅

相方が買って来た本。色々な地形図から鉄道をプロファイリングする本。鉄道好きの人は車両に目が行きがちだが、地理好きとしては橋、トンネル、駅、施設、そしてどうしてそこに鉄道を通したかのほうが気になる。

ラジオマン

セコくてケチで、遅刻をしても謝らないのに、何故かラジオリスナーに愛されている吉田照美の本。でもこれを読むとその謎が解ける。アナウンサーになった経緯*1、夕焼けワイド、セイヤング、てるてるワイド、やる気MANMAN!など、今までやってきた番組の話、ず…

共食いキャラの本

小生も大好きな共食いキャラ*1。本になっていることを最近知った。見事な絵から物悲しげな絵、自傷行為的な怖い絵まで、一つ一つツッコミコメントがついている。 *1:とんかつ屋で豚がナイフとフォークを持っているイラストが書かれているような看板など

お笑いラジオの時間

普段からよく聴いている(芸人がやっている)ラジオ番組の特集本。JUNK、東京ポッド許可局、髭男爵山田ルイ53世のルネッサンスラジオなど、よく聴いている番組のパーソナリティだけでなく、スタッフにもインタビュー。小さい本だが全部読みどころ。

ラジオがもっと楽しくなる本

ネットの普及で、ラジオ局のwebなどから情報を得られるようにはなった。ネットは調べたいことは素早く調べられるが、思いもよらないことには出会わないので、こういった本も価値がある。ラジオを聴いたことが無い人の為にも、親切に解説されているし、なんと…

なつかしラジオ大全

吉田照美、つボイノリオ、玉袋筋太郎などのインタビューから、地方局の以前やっていた番組などの記事。「コサキン」、「吉田照美やる気MAN MAN!」は好きだったなあ。

アル中病棟

何故か相方が買って来た。前作「失踪日記」は読んでいないんだけど。小生も酒を飲むが、これを読むと恐ろしくなる。 きゅうりはぬか漬けにすると元には戻らないように、アル中は不治の病 アル中になっても、とりあえず生きてはいける アル中になると、自由が…

缶詰に愛をこめて

尊敬する小泉武夫先生の新刊。自分と缶詰の歴史、懐かしの缶詰、好きな缶詰を書いている。 鯨の須の子の缶詰、あれはうまい。缶詰でなくてもうまい。今は貴重品になってしまったけど。 汁ごと飯にぶっかける缶詰はどういったものがいいか、という意見、食べ…

私たちがプロポーズされないのは、101の理由があってだな

作詞家、ラジオパーソナリティなど、多方面で活躍する未婚のプロ、ジェーン・スーさんが自分達の経験を基に「こういうことをやっていると結婚できないぞ」と説く本。自分がやられて嫌なことはするな、都合のいい女になるな、完璧な男を求めるな、不倫がうま…

時事ネタ嫌い

菊池成孔がニュースを斬る本。2007〜8年頃の出来事に対してどう思ったかと、今どうなのか、どう思っているのかが補足されている。今も食品偽装のニュースが報じられているが、赤◯だのミート◯ープだの懐かしい。

オタク・イン・USA

日本の特撮・アニメ・マンガにやたらに詳しい人が書いた本。知識の多いことに驚く。書いてある内容が細か過ぎて、読むのに一ヶ月かかった。疲れた。日本の漫画やアニメが他国でどんな形で紹介されているのかがわかる。だいぶ変えられているようだ。誰でも知…

アナーキー・イン・ザ・子供かわいい

今日は久々にNWTで完全自走通勤。久々に前傾の強い自転車に乗ったので、腹が… 昨日は酒を飲んだが、今日は抜くか。飲酒も一日置きくらいに減らそう。 今読んでいる本は、すばらしい批評力のマキタスポーツの新刊。子育てについての本。 子供がいる方なら指南…

八角文化会館3

「終末」をテーマにした自主制作本「八角文化会館」の3巻は廃墟特集。

絶滅危惧種見聞録

もつ焼き、小人タレント、漆塗り、ヤクザファッション、ギャングスターファッション*1など、絶滅しそうなものに関わる人物との対談。直接話を聴くところが素晴らしい。ここに載っていないけど、小生が好きな絶滅危惧種(人)は流し。似たようなことができるよ…

新宿スペースインベーダー

玉袋筋太郎(小生と同世代)の、目まぐるしく変化する淀橋・柏木界隈(今の西新宿)での小学生時代の想い出、事件の回顧録。よくそんな昔のことをこと細かに覚えているな、と関心する。 インベーダー、ザリガニ釣り、昭和プロレス、野球、サラ金、ラテカセ、ロー…

学校では教えてくれない! 国語辞典の遊び方

国語辞典を何冊も読み比べる、なんて考えたこともなかったが、確かに「大言海」*1と「広辞苑」は違うと思ってはいた。 この本を読むと国語辞典が出来た経緯と歴史、序文から読める著者の想い、色々な辞典の特徴を若い男性キャラクターに例えて特徴を紹介して…

一億総ツッコミ時代

タイトルが物語る、皆芸人気取り、皆批評家気取りな世相に警鐘を鳴らす本。指南書や自己啓発書みたいな文体だが、著者(マキタスポーツ)の声で読んでいると言っている事が頭に入る。 「メタからベタへ」「ボケとベタを取り戻せ」「季節の行事は大喜利のお題と…

東京ポッド許可局

最近インディーズのポッドキャストから、ラジオに移った東京ポッド許可局。そのアーカイブ的な本。番外編的なCDもついている。

本当はこんな歌

今週は読書週間。これもラジオきっかけで読みたくなった本。ヒット曲に隠された裏の意味を解いたり、昔の間違った対訳をもう一度考える本。 どんなに個人的なことや、政治や思想的なことを歌詞にしても、曲が良ければヒットするし、歌詞の本当の意味など知ら…

社会人大学人見知り学部卒業見込

これもラジオきっかけで読みたくなった本。芸人のエッセイ本と言えばまあそうなのだが、ここ数年の、オードリー若林の思想というか、心の移ろいを記した本。ラジオでの若林が面白いと思ったので読んでみた。共感できる部分もあり、面白い。 若林的な人間*1か…

深海魚ってどんな魚

ぶよぶよの身体、離れた目(表紙、ミツマタヤリウオの幼魚)、飛び出した腸、大きな口、大きな目など、奇妙な深海魚が紹介されている。ミツクリザメに代表されるように、箕作佳吉先生の名前がついた魚がけっこういる。魚以外の深海生物も面白いんだよな。

元気になる毒蝮三太夫語録

前作「ラジオの鉄人 毒蝮三太夫」から13年後。その間に日本は元気がなくなり、マムシさんも立派な年寄りになり「長生きしろよ」から「一緒に長生きしような」となるが、立派な話芸といえるトークは相変わらず。客の容姿や雰囲気に対してのとんでもない例え、…

愛の山田うどん

埼玉を中心に関東郊外のロードサイドに点在するうどんの店、山田うどんについてマニアックに掘り下げる本。 山田うどんは埼玉を中心とした北関東のロードサイドに点在する*1し、トラックドライバー御用達の店で、グルメ的な観点で行く店でもないので*2、今ま…

幸いは降る星のごとく

進学で愛知から出て来て、芸人を目指す女子大生二人の話*1。良く似た実在の人物が思い浮かぶので、読んでいてその人達の話かと思ってしまう。 それにしても二人の思うこと、生活、ネタ、容姿などの描写がひどい(でも面白く見事)。話の内容より分析の面白さを…

教科書に載ってないUSA語録

題の通り、スラングや流行語について書いている。日本以上に、こういったものの多さに驚きつつ、有名人の酷いプライベート、バカな政治家のことなどが載っている。なんか病んでるなあ。