セコくてケチで、遅刻をしても謝らないのに、何故かラジオリスナーに愛されている吉田照美の本。でもこれを読むとその謎が解ける。アナウンサーになった経緯*1、夕焼けワイド、セイヤング、てるてるワイド、やる気MANMAN!など、今までやってきた番組の話、ずっと面白いこと、バカなことを追求してきた吉田照美が、東日本大震災と福島第一原発の事故、政府公報に成り果てたNHKをはじめとする大手メディアの報道を機に、 他のメディアのように隠さず本当のことを言おう、と変わって行く気持ちの移ろいなどが書き記してある。後半がとても良い。小山薫堂*2、永六輔との対談も載っている。ラジオ好き、巨大メディアに疑問を持っている人にお薦め。