ロイ飯田の怠惰な考察

そのへんの野良おじさんの日記。音楽、自転車、町並み散策&路上観察、トマソン、歯医者看板、AMラジオ、お笑い&コメディ、ビア(特にエール、IPA)などを語ります。

外は雪

夕食にしようと、いろりで昨日の残り物を暖めていたら、扉を叩く音がする。
扉を開けると外は雪が積もっている。扉を叩いたのは誰かと思い見てみると、覆面をして、忍者のような格好をしたみるからに怪しい奴。何の用かと尋ねてみると、追われているとのこと。面倒なのが来たな、とも思ったが、うちの他に民家も無いので仕方なく入れてやることにした。
この雪では明日の畑仕事もできないな、と思いつつ、夕食をわけてやり、暖まるだろうと酒をすすめたら飲んだ。寝床をすすめたが、いろりの側で寝るからいいという。
寝たと思ったら苦しみだした。酒が強すぎたか。とにかく水を飲ませて呼吸を落ち着かせようと覆面を取ると、歳の頃なら二十七〜八、三十でこぼこの女。きれいな顔をしている。とにかく水を飲ませて、身体を楽にしてやろうと装束を脱がせ、さらしをとろうとした。
すると、彼女の忍ばせていた手裏剣で人差し指を怪我してしまった。おしまい。