ロイ飯田の怠惰な考察

そのへんの野良おじさんの日記。音楽、自転車、町並み散策&路上観察、トマソン、歯医者看板、AMラジオ、お笑い&コメディ、ビア(特にエール、IPA)などを語ります。

桃の木洞

昨日から降り始めた雪は、予想を上回る量だった。
泊まっている三陸海岸沿い*1、野田村の宿でも車の上に雪が積もっていたが、岩泉町に入ると、道路が完全に白かった。安家川沿いの雪景色が美しい。
洞の近く、Kさん宅に自動車をとめ、かんじきをつけて雪中歩行。途中までは平地だが、険しい斜面を登る。スキーヤーなら泣いて喜ぶ(粒の大きい、あられに近い)パウダースノーだが、雪中歩行隊にとっては歩きにくいことこの上無い。特に岩場の斜面。足がひっかからず、(小さな)雪崩に埋まった。パラエティ番組で発砲スチロール地獄の責め苦を受けている上島竜兵の気分だ。長靴の中に雪が入り、気持ちが悪い。ここで大部分の体力を使った感がある。
洞口ではこれまた見事な氷筍がお出迎え。桃の木洞は洞口は高いが、少しずつ下に降りていくので、所々水没しやすく、水の引いているこの時期でないと奥まで行けない。コウモリが多く、気をつけていないと触ってしまう。ガニマタでぶらさがっていたり、変な寝方をしているのもいる。
難所はそれほど無いが、天井が低く、這って進む箇所が多かった。同行のメンバーは以前来たことがあって、2番目に低いサンドスキー場の水没に行く手を阻まれたそうだが、今回はその奥まで行けた。しかし一番低い所は水没していたのでそこで引き返す。洞口を出た下りは、滑り降りて楽だった。
Kさん宅の炭のこたつ(!)に入るが足が完全に濡れているのでさほど暖まらず。
宿に帰って泥だらけになった機材の後片付け。洗える物は洗い、乾かせる物は乾かし、取り急ぎ風呂→魚づくしの夕食(幸せ)。昨日と違って酒がすすみ、酔っぱらって寝る。
(画像)雪崩に埋まる私。見た目は笑えるが、身の危険を感じた
↓野田村のキャラクター

↓山はすっかり雪景色

↓雪の中を歩く

↓雪崩に埋もれる(撮影:こばさん)

↓立派な氷筍

↓岩を登り下り

↓ちんこっこ

↓水没地点で折り返し

*1:近くにリアス式海岸を象徴するスポット、北山崎があるが残念ながらスケジュールの都合で行けず