(mon) No.5887
「ウィ・アー・ザ・ワールドの呪い」
数々のミュージッシャン論でおなじみの、ノーナリーブス、西寺郷太著。80年代を代表するビッグ・プロジェクト、USA For Africa「ウィ・アー・ザ・ワールド」に関する考察。
本の前半は洋楽を知っている人はそんなの知ってるわ、というロックとR&Bの歴史。そこで中心の3人、マイケル・ジャクソン、ライオネル・リッチー、クインシー・ジョーンズに触れる。ページを半分過ぎたところでやっと本題に入る。
白人主導の「バンド・エイド」に対して黒人主導、色々な性別、年齢の売れているミュージッシャンが集められ、大成功するのだがその後は...
大体知った話だが、細かいエピソードが楽しく、読み物として面白い。80年代洋楽好きなら楽しめるかも。