(sun) No.5844
コロナ禍で公開が伸びていた映画「カセットテープ・ダイアリーズ」(Blinded by the Light)を観てきましたよ。有楽町・東宝シャンテにて。
1987年頃、ロンドン近郊のルートンに暮らすパキスタン移民の二世、ジャベド君。サッチャー政権の不況の中、差別に遭いながらもブルース・スプリングスティーンの詞に感銘を受け、自分なりに努力する。出てくる若者*1と同世代*2の自分には刺さった!
- 真の主役はブルース・スプリングスティーン
- しかしもうこの当時、ブルース・スプリングスティーンは親世代の聴く音楽と思われている。しかしその頃の日本では5枚組ライブアルバムが大ヒット、長⚪️剛・佐⚪️元春・浜田⚪️吾・尾⚪️豊などフォロワー*3がヒット
- 移民、異教徒として異国で生きる難しさ。フレディー・マーキュリーのように、もう俺はイギリス人だから、と生まれ持った宗教や戒律を捨てて生きられる人はあまり居ないはず
- とはいえルートン程度の街でも、学食にベジメニューが有ったり、カラード向け(?)クラブが有ったりするのな
- 自転車(バッテリーと電球の前後ライトがついている)、自動車(当時としても旧いボクスホール、ボクゾール・ヴィーヴァ(≒オペル・カデット、いすゞ・ジェミニ)、これも物語のキーになる)、そしてカセットウオークマン(あまり高価なモデルできない)など、物の時代考証が素晴らしい
- スプリングスティーンの曲でもミュージカルになるのか(かみさん)
- マットがぺこぱの人に見える(かみさん)
熱く刺さりました。良い物を見ました。
次は大林監督の遺作「海辺の映画館」かな。
映画「カセットテープ・ダイアリーズ」観に来ましたよ pic.twitter.com/JG6ku0pYmM
— ロイ飯田 (@royiida4005) 2020年7月12日