ラジオで聴いた、浜圭介「誘蛾灯」という曲、この気持ちはなんだろう、という気分にさせる。
「物怖じしない河原の虫が つっ込む誘蛾灯 男を何も 知らない頃の 私が群れておちてゆく」
ヒェ〜ッ、いったい、この(女の)人に何があったんだろう、気になるけど知ったらきっとドス黒い気分になるんだろうな。有吉佐和子の小説みたいだ。去年静かに流行ったすぎもとまさと「吾亦紅」も過去の自分がしでかしたこと、人の恩に報いることができなかったことを思い出して、自責の念にかられる(ような気分になる)。なんかこういう曲にグッとくるようになると、リアルおっさんなんだろうなあ。