ずいぶん前に2巻が出ていたのに気づかなかった。ご存知「がきデカ」のこまわり君(日本一アホな小学生)の30年後の話。小生が(やはり同じようにアホな)小学生の頃「がきデカ」にどはまりしていたが、こまわり君も同じように年をとり、日本一のアホの部分も残しつつ、就職し、結婚し、普通の生活をしながら周りの人間の愛憎劇に首をつっこんだりする。昔のようなマシンガン・ギャグではなく、じわりと味わい深い笑いに変わっている。
「がきデカ」の頃からそうだが、カット割、カメラアングル*1、小道具、背景が秀逸で、失われつつある日本の風景、風習、日本人の美徳を大事にしているのがなんとも好ましい。
*1:漫画の場合、コマ割とか構図と云うべきか