ロイ飯田の怠惰な考察

そのへんの野良おじさんの日記。音楽、自転車、町並み散策&路上観察、トマソン、歯医者看板、AMラジオ、お笑い&コメディ、ビア(特にエール、IPA)などを語ります。

楽器はパクってもいいらしい

上海万博パクリ問題のニュースを見聞きしますと、よくまあこんなバレバレのことをしやがるな、と呆れるのですが、音楽に関しては日本もそうとう酷いことをやってきたわけですよ。中国人も真似される立場になれば気づくんでしょう。
音楽そのものもそうですが、もっとすごいのは楽器(ギター類)。Martin、FenderGibsonRickenbackerなどの歴史的な名器を勝手に模倣した、いわゆるコピーモデルってやつ。今でこそFender JapanやOrville,Epiphoneなどの本家のライセンス品がありますが、昔はそんなのは無かったので、高価な本物が買えなかった学生などは、皆コピーモデルを買ったもんです。フェルナンデスはインチネジだから本家に近い、グレコはミリネジだから工具が買い易い、などとちょっとした論争もありました。私は買いませんでしたが。今でも楽器店の店頭を飾っているのは、ストラトレスポールジャズベース(のコピー)だったりします。
しかしコピーモデルを作り続けたことで、日本の楽器製作の技術が向上したことは事実です。そっくりに作るのも簡単ではありません。そこからオリジナルなものも生まれたわけです。私はオリジナルモデルが好きです。まあオリジナルつったって、ある程度機能を追求すると以前の物と全く違う物にはできませんし、元ネタというか、系統があったりするわけですが。
ヴァイオリンなどは、出回っている物の多くはざっくり言ってみればストラディバリウスのコピーだったりします。大昔のデザインだし、オーケストラの中で統一感も出るので、それはそれでいいのかな。楽器は芸術品とも言えますが、イスやテーブルなどの道具に近いとも言えますし。書いててもうわけがわかりませんが。自分は何を言いたかったのでしょう?