前々からやりたかった旅企画。大阪には何度も行ったが、一度も足を踏み入れたことのない謎の場所、それが大正区。四方を川と海に囲まれ、人口の1/3が沖縄系の移民とその子孫、というところ。
6:00 明け方から雨がポツポツ降り出して、しだいに強くなってきて、再び起きた6:00頃には大雨だ。小雨くらいなら大雑把な計画を実行するつもりだったが、悩んだ末、自転車を置いて歩いて回ることにした。
7:20 宿でSatRDayをパッキングして、タクシーで大正駅へ。大正駅には手荷物預かり所などないので、一度大阪駅の手荷物預かり所にSatRDayと泊まり荷物を預けて、また大正駅に戻る。
駅前の立ち食い蕎麦屋でたぬきを食べ*1、歩いて南海電車の汐見橋駅へ。駅は開業以来建て替えてないと思わせる程、昔のたたずまいを見せているが、朝なのに乗客も少なく*2、何か寂しげだ。
2両編成の電車に乗る。途中の駅も本当に大阪市内か? というほどボロボロ。
9:30 津守で降りて、歩いて落合上渡船場に。運良く船はすぐ来た。このへんの川幅は狭く、一分もしないうちに対岸に到着。ファミレスか?って感じの銭湯が見える。
また歩いて、今度は落合下渡船場に。例によって工場の間にあり、たいへんわかりにくい。
すぐに船は出て、対岸の西成区、津守に降り立つ。津守病院がある。なんかおかしな名前。直したつもり、手術したつもり...ってことはないか。
やっと雨が止んだ。傘を畳む。一旦大正区を離れ、音楽仲間の樋口雅則さん(録王院ヴォーカル、ベース)お勧めの、天下茶屋商店街を歩く。狭い通りに古い建物がびっしり建っている。こう書くと、向島みたいだが、なにしろ違うのは人の雰囲気。歩きながら、町行くおばちゃんのディープな会話を内心ニヤニヤしながら聞く。たこやき10個200円とか、なにしろ物価が安い。
11:15 阪堺電車*3の北天下茶屋→JRの新今宮→大阪で自転車と泊まり荷物を引き取り→再び大正駅。
12:50 SatRDayを組み立てて、駅からわりと近くの沖縄料理店「いちゃりば」でてぃびちそばを食べる。おいしかった。途中でサーターアンダギーしか売っていない(!)店で3つ買い、木津川渡船場に。ここを渡ってしまうとルートが組めないのと、対岸の乗り場も昨日見ているので、ここは乗らずに見るだけ。
続いて船町渡船場。対岸の鶴町は、もっと狭くてごちゃごちゃしたところかと思ったら、わりと普通の住宅地。鶴町の北端の千歳渡船場から船に乗る。船も大きく、航行距離も長いので迫力がある。
続いて甚兵衛渡船場。ここは短いが利用客が多く、船がいっぱいになった。
ちょっと走って、途中の味のある商店街、銭湯などを見ながら、天保山*4に向かう。ここは渡船の他に、普通のフェリー乗り場もある。ここから天保山渡船で桜島に渡る。すぐにユニヴァーサル・スタジオ(USJ)が見える。まるで桜島駅は、USJのスタッフのための駅って感じだ。というか他には何もない。昔、ここは何があったのだろうか? USJを左に見つつ進むと、観光遊覧船の乗り場もあった。
西九条駅付近まで安治川沿いに進むと、川岸にエレベーターの乗り口がある。これが川底深く進む、