ロイ飯田の怠惰な考察

そのへんの野良おじさんの日記。音楽、自転車、町並み散策&路上観察、トマソン、歯医者看板、AMラジオ、お笑い&コメディ、ビア(特にエール、IPA)などを語ります。

海辺の映画館

(mon) No.5873
大林宣彦監督の遺作*1「海辺の映画館-キネマの玉手箱」を日比谷・TOHOシネマズシャンテにて。上映している映画館が少ない。

瀬戸内海を臨む古い映画館をハブに、少女、妖怪&不思議現象、タイムスリップなど、大林映画の集大成。豪華な出演者*2、それに反して合成感バレバレの安っちい背景*3、説明が多い、など突っ込みどころ満載。でも戦争やる奴はばかだし、バカがリーダーだから戦争が終らない*4、映画は楽しいし、色々な映画を観て知識をつけろ、など大事なメッセージはちゃんと伝わる。良い物を観た。中高年客が多かったが、もっと若い人にも観て欲しい。ちょいエロな部分もあるけど、ボカシも入っているし。
パンフレットで答え合わせ。映画館に貼ってある実在の映画をおちょくったポスターがじっくり見られて良い。

予告編でやっていた、この(おそらくクソ)映画は見ない。レニー・○ラヴィッツとオ○シスを神格化する奴は底が浅い。

長い映画の後、遅めの昼食は向かいのかごしま有楽館で。

やはり豚推し。

*1:「これは遺作というより遺書だ!との声も聞く」

*2:この人も出ているんだ!と言う面白もあるので、情報を入れないで観た方が良い

*3:まるで河崎実映画のよう!

*4:今年のコロナ禍でも完全に当てはまる