1970年代後半に活躍したパンクバンド、The Damned(ダムド)のドキュメンタリー。1970年代後半に英国から出てきたバンドは雑にパンクという箱に入れられていた*1が、The Dammedはパンクらしいパンクバンド。後にポジティブ・パンクなどと言われるジャンルの元祖とも言えよう。ソロ活動などで解散していた時期はあるものの、驚くことに現在も活動は続いている。そして昔は敵対しがちだった*2ハード&メタルのファンにも結構支持されていた(る)。そういう意味ではこの映画の監督、ウェス・オーショスキーがこの前に撮った「極悪レミー」のモーターヘッドともある意味通じるものがある。「極悪レミー」は観なかったので*3、なんらかの方法で観たいと思っている。と思って調べたら、DVD出てるわ。レンタルなどで出なさそうなので買うか。
ー先週から今週にかけて、ライブだビアフェスだと忙しく、上映期間の終わりにやっと観ることができた。21時からのレイトショーのみ。朝型人には辛い。
で、映画本編の話。
前半はモーターヘッドのレミー*4、クリッシー・ハインド、ビリー・アイドル、スティッフレコードのデイブ・ロビンソンなど、関わりのある人物にインタビュー。ニック・ロウ師匠が出て来なかったなあ。
歴代メンバーもほぼ全員出てきます。
シンガーのデイブ・ヴァニアンとベース→リードギターのキャプテン・センシブルが相変わらずカッコいい。オフは英国おじさん、ステージでは相変わらず。デイブの時代毎のスタイルの変遷もわかる。そして演奏が上手くなってる。初期の3作だけではないのだな。
そして、オリジナルメンバーのブライアンとラットも音楽活動を続けていることもわかった。
これから上映する地域もあるので、内容はこれくらいにしておこう。特別パンク好きでなくとも、楽しめる映画でした。
*1:The Police、The Stranglers、Graham Parker & Rumourまでパンクに分類されていた。違うのに
*2:今考えると、ホントにバカバカしいことだ
*3:やっているのも知らなかった
*4:一時期ダムドを手伝っていたこともある