ロイ飯田の怠惰な考察

そのへんの野良おじさんの日記。音楽、自転車、町並み散策&路上観察、トマソン、歯医者看板、AMラジオ、お笑い&コメディ、ビア(特にエール、IPA)などを語ります。

トゥーツ・シールマンスとリッケンバッカー

http://amass.jp/77044/
ベルギー出身のジャズミュージッシャン、Toots Thielemans(トゥーツ・シールマンス大師匠)が94歳で亡くなった。最近までご健在だということに驚いた。多くの日本人に知られているのは、「セサミ・ストリート」のテーマ曲だろう。ハーモニカプレイヤーとして知られるトゥーツ御大だが、ギターもプレイして、古〜い(ウッドボディになって初期の)Rickenbacker(リッケンバッカー)のCombo 400(画像)や330Fを弾いている画像も見る。それを見て、Combo 400の後継機種、325*1を買ったのがJohn Lennon。(当時としては)比較的安価でコンパクトで、歌いながらジャンジャカ弾くのに良いと思ったのかもしれない。その影響でビートルズの他にメンバーが使ったり、ちょっと後に出て来たThe WhoThe Kinks、The Animalsのメンバーが使ったり、4000シリーズのベースは使っているベーシストを挙げればキリがないくらい、エレキベースのスタンダードになっている。小生も4003-5、4003-8、4004-5ciiなど使ったが、今のバンドで使い道が無いので手放してしまった。どれか一本は残しておくべきだったか。
まあ何が云いたいかというと、Toots ThielemansRickenbacker使わなかったら、Rickenbacker社は今みたいな形では残っていなかっただろうな、と思う。Toots様々だ。
Combo 400に関する面白い記事も見つけた。
http://www.ikebe-gakki.com/heartman-vintage/special/Details/heartman-kaibou13/index.html
後にRickenbackerのソリッドボディモデル(ギターだと620シリーズ、ベースだと4000シリーズ)はスルーネックにボディウイングを接着する、常識的なスタイルになったが、このモデルはボルトで組み立ててあるのだ。

*1:325はショートスケール・ホローボディなので、直系の後継機種はレギュラースケール・ソリッドボディの450→620なのだが