ロイ飯田の怠惰な考察

そのへんの野良おじさんの日記。音楽、自転車、町並み散策&路上観察、トマソン、歯医者看板、AMラジオ、お笑い&コメディ、ビア(特にエール、IPA)などを語ります。

デザインと機能(楽器編)

楽器でも自転車でも電気製品でもそうだが、見てくれを重視して、低機能にしている物が好きではない。機能と見てくれ(そして、どういう物か見て解る)が高次元で融合している物が良い物だと思っている。
「見てくれ重視の楽器ってフライングVみたいなの?」と家の者は言うが、フライングVは決して低機能ではない。座って弾けない欠点はあるが、ストラップでさげた時のバランスの良さ、ハイポジションの弾き易さなど、後のロックの奏法を予言して作ったのか、と思う程の先進性だ。ただこれをベースにすると巨大なわりにはスケールが短いものになってしまう。フライングVベースを好きで使っている方も居るが、小生は要らない。似合わないし。
見てくれをあまり考えず、機能のみを追求したものはやはりスタインバーガーであろう。でも小生はスタインバーガー、特に四角い箱にヘッドの無いネックのついた形は好きだ。でもステージ映えはしない。「楽器を持ってるぞ」感が薄いのだ。
楽器に関しては、やはり戦中〜終戦直後に設計された、テレキャスターストラトキャスタープレシジョン・ベースジャズ・ベースレス・ポール・モデルなどが今でも現役というか、主流なのが、他の工業製品とは違うところだろう。
50年前に設計された自動車や電化製品などは完全にクラシックカーだし、実用性は無いから。