ロイ飯田の怠惰な考察

そのへんの野良おじさんの日記。音楽、自転車、町並み散策&路上観察、トマソン、歯医者看板、AMラジオ、お笑い&コメディ、ビア(特にエール、IPA)などを語ります。

気仙沼へ

朝、仙台某所を出発、三陸道で石巻方面へ。何度か行ったことがある石巻の港や市街地も見たかったが皆が寄ってくれなかったので残念ながら通過。
一昨年の地震津波で被害の大きかった、北上川沿いの大川地区に寄る。川沿いに開けていた集落は跡形も無く、唯一残った小学校の残骸に絶句。がびさんが持参した線香をあげる。

それから海岸沿いを北上。でこぼこの地形に生えている木々が、低いところは倒されて枯れているけど、高い所は無事で、津波の痕跡が窺い知れる。これは家でも同じ。
メンバーとも言っていたが、仙台から遠い所、人口の少ない所ほど復興が遅れている感じ。
報道などでも有名になった南三陸町(旧志津川)の市街地も殆ど何も無くなっている。今は片付けられているが、震災直後はもっと大変だったのだろう。

志津川にあった店や行政機関は仮設住宅とともに高台に移動していて、仮設の食料品店に併設された食堂で昼食。
鮮魚コーナーでほっけの刺身を発見、マディーさんが1パック買った。このあたりでも貴重な物らしい。海鮮丼とともにいただきました。ここは当たり。

いわて蔵ビール(一関)謹製の南三陸ビール。うまし。

ご当地アイドル的な?そのへんの学生さんって感じだが

気仙沼線の海岸沿いも駅や橋が壊されていて、少しずつ直してはいるが、復旧にはほど遠いように思えた。鉄道が或るのと無いとでは、他から人が来にくくなるので*1、なんとか直して欲しいものだ。

R45をさらに北上して気仙沼市内に入る。気仙沼市街地は南三陸町、旧志津川のように全滅したわけではなく、駅のあたりは建物は無事、会場付近(紫市場)は一階に水が入って直したり壊れたままだったり、そして海沿いは何も無い状態。

そして海沿いの、店が流されてしまった皆さんで、プレハブ2階建ての仮設の商店街を作ったのが紫市場。色々なところから人が来て、けっこう賑わっている。ゆるきゃらのホヤボーヤも登場。

会場のCadocco(イベント会場)に機材を搬入。

エレベーターに見えるがトイレ

手製のカホン

音が出せるまで時間があったので、市内を徘徊。歴史のある町だけに、高所ドアや看板建築なども見つけたぞ。

大船渡線気仙沼線と三方向に広がる鉄道網だが、現在は一関方面だけの営業で、あとは代行バス

市内を徘徊中にイマージュISOGOのMさんと出演者のIさんと合流、再び会場へ。

音出し、挨拶をした後、ライブ開始。

我々変則バンコス・フォー*2がトップバッター、

イマージュISOGOの横浜チーム*3と、気仙沼のミュージッシャンが交互に登場。

6時からスタートして、あっという間に2時間半経ってしまった。*4
終わって、撤収して、紫市場の魚系居酒屋で打ち上げ。我々は車なのでノンアルコールビールをガバガバ飲む。ちょっと飲んだ気になった。

気仙沼の夜はまあまあ賑わっていた。

打ち上げを途中で抜けて、深夜の東北道を南下。雪が降り出していた。

*1:なんといっても、小生が輪行で行き辛くなる

*2:かび、マディー、テリー、ロイの4人では初ライブ

*3:とはいえ、関東や東北の色々なところから集まっている

*4:イマージュISOGOのSさん、東北工業大学のHさん、撮影ありがとうございました