淡谷のり子先生と同じく、ド演歌*1がダサいし、おざなりなので嫌いだ。
ではド演歌の定義とは一体何なのか。
小生、小学生の頃、テレビで「藤山一郎ショー」を観て以来、藤山一郎先生が大好きなのですよ。歌:藤山一郎先生、作曲:古賀政男先生の「酒は」「影を慕いて」などの、いわゆる古賀メロディーが大好きなのですよ。他にも「湯の町エレジー」など、流行歌の中に置ける古賀メロディーは演歌の原型なのだろうが、まっすぐな歌い方など、いわゆるド演歌とはほど遠く、今となっては古謡に近いような印象も受ける。
こういったものに、浪曲からの影響こぶしをきかせた歌い方、時代の変化により(ディストーションがかかった)エレキギター*2、シンセサイザーなどが加わって、現在のド演歌のスタイルが出来上がってきたのだろう。ブルースとカントリーが融合してロックン・ロールが出来たように。
ド演歌の曲とはどういったものを言うのだろう。有名サイトから演歌の例を引っ張って来た。
http://ja.wikipedia.org/wiki/演歌
- 「港が見える丘」「別れのブルース」「伊勢佐木町ブルース」のような、ジャズ風流行歌は好き。
- 「別れの一本杉」「夢老い酒」「さざんかの宿」などの、古賀メロディーリスペクト系も好き。
- 「雨の慕情」「北の宿から」「千曲川」など、フォークソングに近いようなもの、こういうのも嫌いじゃない。
- 過剰なオーケストレーションだけど、すぐ先が読めるような、カラオケで歌うだけ、の目的だけで作られたようなのは好きではないかも。「北酒場」「山」「川」とか。
- 旅情だとか、海峡とか、ご当地ソングとかはもういいよ。聞きたくない。2012年の演歌チャートも見たけど、知っている曲も聴きたい曲も無い。
- 別に面白とかも要らない。
結局、ド演歌かどうかより、自分が好きな曲ならいい、ということなのか。よくわからなくなってしまった。
(画像) 谷中霊園の桜も、咲き始めてますよ