マーティン・スコセッシ監督による、ジョージ・ハリスンのドキュメンタリー映画「リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド」を角川シネマ有楽町で観る。客の入りは半分くらい。観る立場としては窮屈感が無くて良い。ビートルズ時代とソロ時代の休憩入り2部構成、3時間の大作。貴重な写真、動画、音源、ジョージの作り上げた音楽、次々と登場する豪華な証言者と、寝ることも退屈することなく楽しめた。良い物を観た。最後まで心の有り様というか、精神世界*1の事を考えていたんだな。リンゴと最後の奥様の証言が泣かせます。
ジョージ・ハリスンの人生は、リアルに関わっている人だけでなく、その作品を聴いたり、演奏したりする人にもリンクする。小生も小学生の時「ポンキッキ」でビートルズの音楽を聴いて衝撃を受け、ラジオで特集があれば*2カセットに録音し、20代の頃、ジョージやロジャー・マッギン*3みたいな事をやってみたくてリッケンバッカーの12弦ギターを買ったこと*4、パーバンドでビートルズの曲をよく演奏したこと、ジョージの没後にエリック伊藤のジョージ・ハリスン・トリビュート・ライブに出演したこと*5などが思い出される。あれから10年か…ジョージも生きてりゃ68歳、かわいかったパティ・ボイド*6は上沼恵美子みたいになり*7、小生もトシとるわけだ...
今"All Things Must Pass"聴いてます。