ロイ飯田の怠惰な考察

そのへんの野良おじさんの日記。音楽、自転車、町並み散策&路上観察、トマソン、歯医者看板、AMラジオ、お笑い&コメディ、ビア(特にエール、IPA)などを語ります。

中島一周サイクリング

朝6時に松山に到着、まずは中島行きフェリーの時刻を確認の後、松山市内をクルマで走ってみる。旧さが目立つ街かと思いきや、案外そうでもなく、きれいで住みやすそう。

路面電車が走っていて、今様の低床車と骨董品級に古い車両と、極端な構成。
大きな商店街(銀天街)を散策、明日行こうと思っている甘い鍋焼きうどん専門店「ことり」と「アサヒ」の場所を確認。
朝食をとりたかったが、朝からやっている店は少なく、喫茶店でモーニングでもやってないか、と探していると、讃岐うどんの店があったので入る。ついでに屋上に観覧車がある(あるのは上の高島屋だが)伊予鉄道松山市駅も下見。地方私鉄の味〜のある駅かと思いきや、改築したらしく今様の駅で、画面で次の電車の案内も出るし、い〜カードなるSuica的なのも使える。もの珍しげに眺めていたら、若い駅員さんが時刻表をくれた。
市内で小十郎さんと合流、二台のTikitを積んで三津浜港からフェリー。船内で案内とともに流れる、中島汽船の歌(「白い香りの島へ」)というのがあって、歌っているのは坂本冬美。なかなかいい曲で、これも立派なローカルソングだ。脳に染み付く。

ザコ寝スペースがあったので仮眠したら中島、神浦(こうのうら)港→Tomoさんの実家に到着。Haruちゃんともご対面。
蛸めしをいただき、しばらく休んで、中島一周サイクリングに出発。ここはトライアスロンの会場として歴史が古く、島のあちこちに折り返し地点だとかの看板が立っている。先々週に大会があったそうだ。
島の商業地は外周道路から二番目、三番目の通りに面していたり、海に向かって建っている家は倉と塀を兼ねた物を挟んで母屋があったり、比較的災害の少ない地域とはいえ、塩害、台風などからのダメージを少なくしているのだろう。

急斜面にあるみかん畑にはモノラックという、荷役用の小さいモノレールが島の至る所にある。機関車の部分にはトタンの小屋みたいなカバーがかけてあり、使う時は外す。リコイルスターターの小さいエンジンで、45度くらいの傾斜を難無く登って行く。モノレールというより、ジェットコースター感覚で楽しそう。昔は荷役用ロープウエイも使っていたらしく、その残骸も見つけた。あと、顔に見える大きなポリタンクをあちこちで見かけた。

港には漁船の他、ベッド、酸素、車椅子が装備された救急車ならぬ、救急船もあった。このあたりならではである。

夕食は蛸と、とれたてのぶりをいただく。幸せ。

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