岡本麻里・著
タイで屋台の食べ歩きができるように、料理の種類だけでなく、注文の仕方、食べる際の作法など、詳しく書いてあるいい本。これ、買ってもよかったな。
タイに行ったのは何年前だったか。心に残る旅の一つだ。こと食に関して、日本以外の国では、タイほど自分に合っているところを俺は知らない。
カルチャー、特に音楽や文学的なものを味わうとか、自転車旅行をするのならやはりヨーロッパだとは思うけど、こと食べ歩きに関してはタイが一番だ*1。タイにもう一度行きたいし*2、台湾やベトナムにも行ってみたいものである。自分でちょいとしたタイ料理を作れるようになったし、都内のタイ料理店も何件か行ったが、本当に食べたいものは日本で食材が入らない、珍しいものだったりする。魚のすり身(日本のとはいろいろと違う)、魚の浮き袋、動物の血、それを固めたもの、カエル、なまずを使う料理もあって、それは普通に食べられそうだが、もっと珍味なものも食べてみたい。ロット・ドゥアンと云う芋虫の煎ったのは食べられたが(かっぱえびせんみたいで、けっこう普通においしい)、カメムシ、赤蟻入り卵焼きなどもあるらしい。さすがに足が6本はえてる昆虫の類いは自分から食べようとは思わないが、出されれば食べるだろう。あとは卵からひよこになる途中のやつ、あれはグロいとかおいしいとか賛否両論だけど、これは食べてみたくもあり、みたくもなしだな。