旅、特に山や田舎に行ったときの「けふのおひる」は蕎麦に限る。今日も秩父の蕎麦屋で「こちらが天ざるになります」と出された。もう天ざるになっているのだから、「天ざるです」でいいのに。以前、常陸太田でも同じことがあった。
例えば目の前で焼いてくれるステーキ屋で肉を持って来て「こちらがステーキになります」とか、缶に詰めたときは単なる魚の缶詰めだが、缶の中で発酵し続けて「シュールストレミングになる」ならわかるけど。
言葉を長くしたから丁寧な言葉になるかっていうと、そうでないときもあるんだよ。「〜のほう」もいらないことのほうが多いし、「○○してみたいと思います」も「○○します」「○○に行きましょう」のほうがいいことのほうが多いんだよ。